CDのクオリティ?

こんな事を書いていいのかと思うがちょっと気になったので書きます。
今の仕事はプラスチックです。CDについても直接の部門ではなかったので、詳細は違っているかもしれません。この分野は透明ものの世界で、カメラなどのプラスティックレンズなんかから始まり、CDも透明ものとして作られた。今の最新の技術は携帯などのバックライトの導光板。CDを製造する設備はもう30-40年前ぐらいの技術でおそらく10-20年ものの設備、射出成型機(プラスチック作る機械)で言えばまだ油圧式のものではないかと思います。車でも10年たつとダメになるのと同じ。ソニーなどのメーカーではないのでひょっとして最新のが入ってたらすみません。10年もたつと安定成型は難しいのではと思います。多分同じ機械で作っても1枚1枚音質にばらつきが生じていると思います。ある人が買ったCDはいい音でも、同じ製品に他の人が買ったCDは音が悪いのは十分あり得る。
CDの設備はすでに過去のものなので、今なら量産性や品質をあまり考慮せず、主に世界の数十社の射出成型機メーカーが作るだけならできるんじゃないだろうか。状況がドラスッチックに変化したのは、CD-Rになってからだ。高度な転写等が求められ、生産開始された頃世界で1社の成型機メーカーしか量産としてはできなかったと思います。それが2枚の透明円盤を貼り合わせるDVD、もっと精度のいるブルーレイになるともっと記憶の容量をあげたため、成型機も油圧式からサーボモーター駆動に変わりやはり世界で1ー2社の成型機しかできなくなります。樹脂のポリカーボネートも進化してきました。他の成型機でも透明円盤なら作れるが、数秒で作られ量産性が必要。不良率がすごい。よくノーブランドのDVDーRでデータが壊れる。まあ、この技術は、USBやハードディスクの台頭でしばらくはこれ以上開発される事はないかもしれません。とりとめもない話になってしまいました。今度会った時にその専門家に雑談してみます。

エヴァンスに戻ります。
今一番欲しいものは、ちゃんとした原盤のマスターテープリマスターしたものででblu-Ray audioかせめてblu-spec CD2のWaltz for Debbyが聴きたいな。
折角Waltz for DebbyのBlu-Ray audioで発売されたのに原盤テープが例の音揺れなのは残念。でもいい音です。惚れ惚れします。もう一度マスターテープ探せないでしょうか?それも肝心のソニーが作っていないのは非常に残念です。Blu-Ray audioでなくてもblu-spec CD2のLive in Tokyoはびっくりする程音が瑞々しく、それでこの値段とビックリしてしまった。本当にこんな技術があるのにもったなくてしょうがない。でも今更、CDではなくダウンロードだろうから、儲からないものはやらないのは当然か?
色々書いたけどPortrait inJazz ブルーレイ欲しい!でも高いのでこまる。

ワルツ・フォー・デビイ                   

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モントルーII

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