ビルエヴァンス consecration Disk7 ハードボイルド42

Disc 7]September 6,1980(Saturday)
いつものとおり一曲目
1.Re:Person I Knew (4:06)だけど、本当ため息が出るほど美しい。拍手。
2.Laure (6:31)拍手。エヴァンスが弾いた2曲を紹介。そして次の曲は
3.Bill's Hit Tune (7:10) HitがはいってるからHopefully (ヒット曲になって欲しい) と付け加え演奏が始まった。
4.The Two Lonely People (7:27)
おいおい。なぜにそんなに美しく弾くんだよ。。泣いちゃうよ。
この曲を聴くと脳裏の何処かでトニーベネットの共演作を思い浮かべてしまいます。ベネットの声の代わりにマークジョンソンのベースが光る。
5.Song From The M'A'S'H (4:06)
エヴァンスの頭の中は真っ白に痛々し程なって気力で演奏している。
6.My Foolish Heart (4:07)
Disk6との違いが楽しめる。演奏はでも悲しい程疲れている。
7.Days Of Wine And Roses (8:11)
最後にジョーラバーラの紹介をする。このトリオは本当に最高のトリオだ。
8.But Beautiful (3:11)
残念ながらフェードアウト。もっと聴いていたい。


Consecration

Consecration

ハードボイルド42)
日本に彼がいるんじゃないかと予感すると、必ず彼からの電話が携帯にかかる。
どうですか?
と尋ねると、彼は笑った。
単なるオヤジの話を良くもかっこ良く作り話にしてくれたね。
久しぶりに彼に日本で会うと彼はそう言った。。。。
そして彼にその後の物語を語ってくれた。
これなら貴方が誰なのか特定される事はない。でも大筋は嘘ではない。
彼女はどんな人なの?写真でも持っていないの?見せてよと言うと、
もうすぐここへやってくるよ。。。と彼は呟いた。溜池山王駅を出たすぐにある階段をあがり2階にある外資系のホテルのロビーのコーヒーショップでその後ひとしきり雑談していると彼の携帯がなった。そして彼ははロビーへ行った。少したつと回転扉から少し浅黒く日焼けした長い黒髪の綺麗な女性が現れ彼を見て微笑んだ。

彼に会うとこちらまで何か分からない霊感が暫く続く。ある取引先の社長が30年ぶりに日本に帰国になった。もう日本に帰国しているはずだから、お世話になっていたので電話をかけないと名刺を探して東京本社にでもかけて見るかと思っていると、携帯に電話。
ヤナさん?
何故わかる?
そして私は大阪へ飛行機で飛び、朝まで飲み明かした。最後のジャズバーでエヴァンスのアルバムをリクエストし、水割りとピーナッツの中でその長い黒髪が美しい彼女がGloria's Stepを踊るのを想像してみた。