森園勝敏 ライブ

10年ぶりに日本に帰って2年が過ぎて、また嫌々ながら海外の国にしばらく住まないといけなくなった。転勤する間に色んな事を片付けていく中でどうしても行こうと思っているライブがあった。脳梗塞で倒れていたギターリストの森園勝敏のライブ。今回を逃すと次に帰国したら死んでるかも、とファンながら思って探すと金子マリのライブでギターを弾いているようなのでそのライブへ行ってきた。
音楽はなんだって好きです。ジャズだけでなく、クラッシックもJポップも好きだし、ロックも好きだし、ディルアングレーなんかのライブも行ったし、ボサノバも好きだし。可愛こちゃんアイドルだっていいものはいい。
でもずっと好きなミュージシャンは2人しかいない。一人はこのblog当然のことながらビルエヴァンス。周知の事ながら、1980年にはもうなくなっていて、今はもうライブを生で観ることは叶わなくて、残念です。ピアノで彼に代わるものはない。もう一人はギターリスト。森園勝敏。この人はブルース、プログレロック、渡辺貞夫とも共演したことがあるが、ジャズと言うよりフージョンの人。ギターの早弾きでもないし、ギターリストの演奏力と言う意味では渡辺香津美の方が、余程ギターテクニックは抜群である。それに音楽的な接点はビルエヴァンスとはほぼ無い。あるとすれば、
http://d.hatena.ne.jp/suzuki12343/touch/20141221/1419227581
なんて事を書いた事がある。
でもそんなに密接なものではない。
何故この二人が好きなんだろう?なんだろうと思った。
一つはメロディとコードラインの美しさ。美しいメロディーラインなんてどこにでもある。ギターの渡辺香津美だってクラッシック ピアノの だってメロディの美しさは絶品だ。つっかえるようなメロディ。これがキーワードだろうか。そのつっかえるメロディラインに森園とエヴァンスに惹かれるところだろうか?
そう思いながら、北米へ出張で成田から。
たまにアメリカン航空のビジネス席に座るとこれだ。
やる気のないのキャビンアテンダント(スチワーデスなんて言葉は消えた。)は仕事を放棄するかのように目をそらし、水一つくれそうにない。アナウンスでただいまの温度は華氏26度なんて真夏にあり得ない。でも軍隊上がりの男性アテンダントは優しい。キッチリとそつなく仕事をこなして行く。
軍隊上がりの男性アテンダントの短い髪を見ると森園勝敏を思い出した。YouTube で最近の姿は長髪なのにライブではそんなに人はおらず、ギターもぎこちない短髪の人が一人いて最後までこの人が森園なのかメンバー紹介されるまで確信が持てなかった。脳梗塞の後復帰はしたが手がシビレて本調子じゃないんだろうか?少し悲しくなった。体の調子が良くなって是非華麗なギターがもう一度聴けますように。。。

スピリッツ

スピリッツ

  • アーティスト: 森園勝敏ウィズ・バーズ・アイ・ビュー
  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2014/12/10
  • メディア: CD
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