The complete Tony Bennett Bill Evans recording

Jazzの批評家(フランクシナトラ研究で有名)Will friedwald
「絵画のモナリザの額縁をもしも取ることが出来たとしたら、その3インチ(7.5センチ)の見えないところに何か新しい発見をするとしたらどんなに素晴らしい事だろう。Tony BennettとBill EvansのrecordingでLPに入りきらないWho can I turn to ?のトラックが存在したことは、モナリザの額縁の例に匹敵する)」
この2人のCDの美しさに中毒になっていた私は、Tony Bennett Bill Evans album とTogether Againに入っていないトラック聴きたさとAmazon USAでの値段が2枚組みにもかかわらず、5ドルと破格の値段につられオーダー。実は到着まで1ヶ月以上かかって、確認するとアルゼンチン ブエノスアイレスのCDショップからとわかり、綺麗なヨーロッパ調の街並みにあるJazzのCDが山積みになったお店を空想しながら、CDを待っていました。
二人が初めてであったのはケネディー大統領がホワイトハウスで主催したジャズパーティに呼ばれたとき。その後コマーシャリズムに走りすぎるメジャーレーベルに嫌気がさしたBennettはコロンビア レコードを離れロンドンに住み、自分のレコードレーベルImprovを作ります。そのレーベルでの立ち上げの一つにビルエバンスの共演を考え、Bill Evansの所属Fantasy RecordのBillのマネージャHelen Keaneと話をし1枚をFantasy,もう一枚を彼のレーベルImprovから出すことで合意。日本のジャズ本では1作目が不評で、2作目はどのレコード会社も出したくなかったから、ベネットが自分のレーベルからとの説もありますが、最初から2枚の方が筋が通っている気がします。それと、1作目はTonny BennettとビルではなくHelen Keaneの2名で選曲をし準備の時間がなく数日で録音。2作目はそれに懲りて十分に準備。これも2作目の方が光っている原因かもしれません。この頃2人のコンサートではTony Bennettはマイクなしで歌ったそうです。彼の歌唱力が光ります。
Billが死ぬ直前に最後に電話でTonyにいった言葉「真実と美を追求して(Concentrate on Truth and Beauty)」

この間Deltaに乗ったら、ジャズコーナでTony BennettのDuets �が聴けて、スタンダードばかりだから、もしやと思ったら Who Can I turn to , Yesterday I heard the rainを歌っていた。ビルエバンスとはちょっと違った味のある歌い方でした。

Tony Bennett & Bill Evans Album

Tony Bennett & Bill Evans Album

Complete Tony Bennett Bill Evans Recordings

Complete Tony Bennett Bill Evans Recordings

Together Again

Together Again