☆Live At LULU WHITE'S 1979
このCDを聴きながら、アメリカの作家ポールオースターを思い出した。彼が手がけた映画、有名なのはSmoke。彼の3部作の中でLulu on the Bridgeて作品があります。サックス奏者がある日演奏していると、見知らぬ女性から銃で撃たれてしまう。その彼女も自殺してしまい、何故銃で撃たれたのか、わからないまま。一命はとりとめたたものの、その傷がもとでサックス奏者の道は絶たれてしまう。そんな筋から不思議な恋が始まります。。。
ビルエバンス トリオ最後のベーシスト マークジョンソンはトリオのベーシストで伝説のスコットラファロの影に悩まされます。でも自由に弾くことで救われました。ドラムのジョーラバーバラも同様でした。My Romance エバンスとの最初の一週間。彼はMy Romanceをスティックでドラムを弾こうと思い実行しますが、うまく行かず翌日はブラシで試します。3日目の夜は考え直して、スティックとブラシの両方を使います。公演が終わった後、エバンスが近寄ってきて
That' just what I wanted 今日の、一番私が望んでたドラムだよ。それまでのはあまり気に入らなかったんだけど、発見の喜び(Joy of discovery)を奪いたくはなかったから。。自分でそのアイデアを探すもんだから。
後日、ビレッジバンガードでのMy Romanceの名演について尋ねられた時、ラバーバラは「ビルに訊いてみて、僕はビルに従っただけだから」と答えています。
また、ビルに訊ねると「わからない。ジョー ラバーバラがやったことだから」と答えたそうで。そのMy Romance 最後の曲です。
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