Re:person I knew ビルエヴァンスのプロデューサーOrrin Keepnewsのアナグラム ハード32
Re:person I knew ビルエヴァンスのプロデューサーOrrin Keepnewsのアナグラム。
1974年 1月。ビレッジバンガード。1961年のSunday at Village Vangardから10年以上経過している。もうエヴァンスは有名になっているはずだが、聴取の騒めきが目立つ。同日のライブSince we metのステレオ録音に比べ、何故だかこの作品はモノラルだが綺麗に録音されている。なんだか不思議だ。
本当にこんな騒いでいるのか?
1961年のヴィレッジヴァンガードを真似てわざと聴衆の騒めきを挿入しているんだろうか?
そんなことは気にせず淡々とエヴァンスは弾き始めるDolphins Danceは限りなく美しく、そしていつの間にかVery Earlyに変化する。これが気に入ったエヴァンスは後年アルバム I will say good-byでDolphin Danceを弾くことになる。
そしてもっと美しいRE:Person I knewはBalboaにある。
- アーティスト: ビル・エヴァンス,エディ・ゴメス,マーティ・モレル
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2012/12/12
- メディア: CD
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ハードボイルド31)
世界は終わる。
と彼は言った。
君はそれを知っているはずだ。
そんな事は知らない。ミキを探しにきただけだ。
世界は終わる。。。と静かに言った。
いつかは終わる。。。私は言った。
そうだ。それは明日かもしれないし、1年後の今日かもしれない。しかし5年後の今日は存在しない。
そんな事は君は何の関係のないことだと思っている。何の関係もないし、君がそれを止めることはできない。だが君はできることがある。それをやって欲しい。
ミキに会いにきただけだ。。私は何もできない。
Usted. Tiene que hazer la puede hazer.
できることをすべきだ。と初めて鋭い調子で言った。
自分の感情を押し殺し、何でもyesと言ってゴマをする事はしなかった。それですべてがうまくいく。だが君は今までNOはNOと言ってきた。それは生き方だと。NOと言う事で今まで失う必要のないものを沢山失ってきたはずだ。彼女だって失う必要もなかった。
ミキにNOと言った覚えはない。ただ彼女は消えただけだ。
何故消えたんだ。別れ際に抱きしめイエスと言っていれば、君は彼女を失うこともなかったし今ここに来る必要もなかった。
君にはできる事がある。
残念ながら状況は悪化している。このアステカの地だけで大幅に改善されるはずだった。君がこの地に来ることで世界に寄与する。この街にはブルーハ、魔女はもういない。ある者はそれをエイリアンと呼び、血の涙をうかべるグアダルーペ聖母教会に現れたエイリアンを警官は魔女ブルーハと呼び銃を撃てなかった。ブルーハは血の涙のしずくを聖母から受け取りその僕となった。彼女の思念は強く、世界を救う一助となる。その思念に対応する君に来てもらうつもりであった。しかし時間が足りなかった。ブルーハの思念はすでに吸収され、グアダルーペ聖母に召され天に消えた。もう世界は救えない。
よくはわからないが、もう私は必要ないと言う意味なのか?
いや。まだ救いはある。オーロプレット、黒い金の街のアレジャジーニョならまだ思念を持っている。そこへ君が行けば、世界は救済され、終わることはない。そして君は彼女にまた会える。それで君の望みもまた叶う。
どこへ行けばいいのか?そしてなにをすればいいんだ。
ブラジルだ。
それは行けば分かることだ。